ボブ・マーリー



Bob Marley & The Wailers
Legend

僕は、えらそーにボブ・マーリーを語れるほどの者ではないのだが、少しだけ。

ボブ・マーリーと出会ってから、音楽観が全て変わった。僕にとってボブは神に近い存在だ。僕が初めてボブ・マーリーを聞いたのは、たぶん中学3年くらいのことだと思う。それまでは、周りの人と同じように、普通にテレビで流行りの音楽を聴いていた。チャゲ&飛鳥(すげー!一発で変換できた!)とか。だけど、当時からひねくれてた僕はマスメディアに対する反抗みたいな形で、いわゆる「洋楽」に手を出すようになった。でも、結局ヒット曲しか知らないので、メディアに十分踊らされてたんだけど。その当時、ダンスホールレゲエがブームになってて、自然とレゲエも聞くようになった。そこでボブ・マーリーと出会った。

最初に聞いた時はどういう感じだったんだろう。あまり思い出せない。でも衝撃は大きかったんだと思う。そこから、完全に音楽の趣味が変わった。音楽をちゃんと聴くようになった。感じるようになった。僕の音楽遍歴はそこからはじまった。その後、ジャズとかソウル、ファンク、ヒップホップ、ハウス、ドラムンベースなど色んな音楽を聞くようになった。ボブと出会わなかったら、そういう音楽とも出会わなかっただろう。

今でも何かある度にボブを聞く。僕のオールタイムベストには常にボブが入っている。特に好きな曲は「Redemption Song」だ。この曲は本当に特別だ。言葉で表すことのできない特別な曲。
      
    "Emancipate yourself from mental slavery, None but ourselves can free our minds"

というフレーズは僕の座右の銘的な言葉になっている。

ローリン・ヒルジギー・マーリーのカバーバージョンのRedemption Songもかなりいい感じ。ローリンはあの声で歌い上げ、ジギーはボブと間違えるくらいボブに似た声で歌う。

でもこの曲はせつないですね。